飽き性ぼっちブログ

双極性障害持ちのアラサー

読書感想文を書く✒️📖

f:id:moonin968:20180809130017j:imageこんにちはsunnyです。読書すると言いつつも読書感想文の書き方がそもそも分からない...。とりあえずメモしながら本を読むことにしました。長編だと内容をまとめるのに苦労しそうなので短編になっているものでやってみました。

イン・ザ・プール奥田英朗より

イン・ザ・プール

私はこのブログの自己紹介を読んでいる人は知っていると思いますが精神疾患を持っています。この本は精神疾患を題材にした本という事で共感する分野があるのでは?と思い手に取りました。またアニメを見たので内容が頭にある程度入っているので読みやすいかなと思ったからです。表紙は水中に赤ちゃんという少しホラー小説の様な感じです。

⚫あらすじ⚫

このイン・ザ・プールの主人公は出版社勤務の大森和夫です。体調不良で伊良部総合病院の内科を受診し色々な検査をしましたが心から来るものではないかという事で神経科を受信するよう勧められます。担当医は伊良部一郎という男でした。運動を伊良部は和夫に勧めます。和夫は水泳にハマります。伊良部も和夫に勧められ一緒に泳ぐようになります。2人は毎日プールで2時間泳ぎますがプールには休憩などの制限がある為決められた時間しか泳ぐことが出来ません。2人は飽き足らずもっと泳ぎたいと思うようになります。最終的に夜中にプールに忍び込んで思う存分泳ぎたいと計画を建てます。

 

私は登場人物の中で1番主人公に共感しました。会社を抜け出しプールに通い出してから水泳にハマってハイになり禁断症状が出る主人公。会社を抜け出して気分が良くなるのは学校をサボるのと同じで変な気持ちだけど謎の優越感があると言うのは分からなくも無いです。私もウォーキングにハマった時ハイになりました。ウォーキングの本を読んだり靴やソックスその他諸々揃えた事を思い出しました。毎日がとても充実して食欲も抑えられいい事ずくめでした。毎日続けなければと思ったのも主人公と同じです。歩けない日はイライラしました。主人公は故障していませんが私は始めて1ヶ月で故障しましたが💦最後症状は治るんですがあまり私は理解できませんでした。伊良部とプールに侵入しようとして伊良部が窓から動けなくなりパトカーが近ずいてくる危機感から自分が何をしているか客観的に感じて正気に戻った?っていう感じなんですかね?

伊良部一郎ですがこちらはいい加減で注射が好きなマザコンです笑お医者さんは変わり者が多いと個人的に思うのですがここまで治療という治療をしない医者は普通なら訴えられると思います。患者の悩みを聞いて励ましたりはしません。しかし彼といる事で結局主人公は病気が治る理由ですから彼の性格がある意味反面教師となるというか患者に憑依して気付かせるタイプなのかなと思います。

⚫アニメとの違い⚫

イン・ザ・プールの続編空中ブランコがアニメになりましたので伊良部一郎と看護師マユミが出てくるのは同じですが内容は異なります。

伊良部一郎はアニメでは派手なクマの着ぐるみの様な姿で登場するので原作の太った眼鏡の男ではありません。マユミは人間ですがアニメ絵ではなく実写の女性です。無愛想で茶髪の若い美人というのは原作通りです。

この本は精神疾患に多少興味があり、コメディ調な作品が好きな方にオススメです。特にこの話は何かスポーツにハマった方や何かに依存している方などが共感できると思います。

続きの話も感想文を書きます。

 

イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)