飽き性ぼっちブログ

双極性障害持ちのアラサー

イン・ザ・プールより「たちっぱなし」

昨日書きました読書感想文の続きです。

イン・ザ・プールより「勃ちっぱなし」

主人公の田口哲也は別れた妻との淫夢を見て以来朝起きてから何日経ってもずっと勃起が治らなくなる。周りの目が気になり仕事も手につかず夜も眠れなくなる。泌尿器科では自律神経のトラブルではと疑われ神経科を受信するよう勧められる。伊良部一郎には強迫神経症を疑われショック療法試されるが効果なし...。最終的に大学病院の見世物にされ怒りを爆発され症状を治します。

 

こちらの内容はアニメになりました。内容は全く一緒です。番組は深夜枠だったのでこういった下ネタも放送できたのでしょう💦

 

こちらの話も主人公にとても共感出来ます。主人公は自分の感情を表に出すことが出来ません。理不尽な事があっても我慢してしまいます。私も子供の時からそういう癖が付いてしまっておりストレスを溜めやすいです。主人公は特に女性には強く言えないです。浮気した元妻にも何も言えませんでした。それで3年たってもずっと根に持ったままです。私もふと昔の事を思い出してイライラする事が多々あります。

 

神経科は総合病院の地下にあり廊下には段ボールが積まれ証明も薄暗い。いわゆる窓際の科のようです。伊良部は今回の話で初めて知りましたが3ヶ月ほど結婚していました。そして主人公の診察中に電話で慰謝料を請求されます。伊良部は当然欲望のままに動き我慢することを知りませんので元妻に罵詈雑言を浴びせまくります。

主人公は自分でも持続勃起症の原因は感情を抑えてばかりいるからだと何となく分かっています。妻の家に言って怒鳴って平手打ちをしてやろうと伊良部と勤務する会社にも行きましたが結局実行出来ませんでした。今までの人生でずっと出来なかったことは中々出来ないですよね。私も他人の前でシュミレーションしてもやはり理性があるので行動には移せないです。

しかしやっぱりストレスは貯めてはいけないということを改めてこの話を読んで感じました。実際にこういう症状にはならないでしょうが伊良部の言うように強迫神経症には実際になる可能性が十分あると思います。あとうつ病。主人公は趣味がないのでしょうか?一切その様な事が書かれていなかったので。まぁそれどころでは無いかもしれませんが...。時には喚いたり怒鳴ったりする事も大切という事でしょう。

私はカラオケで大声を出すのがそれに近いと思ってます。

 

社会人は我慢の連続ですから誰もが主人公に共感できると思います。